香港の抗議デモに思う。民主主義が一党独裁主義をはびこらせないように。

日曜日, 6月 16th, 2019

天安門事件から30年のこの6月、顕著に大きな民主主義をおびやかす状況が展開されつつある香港において、看過しえない体制がとられつつある香港。

1997年に一国二制度(50年間は政治体制を変更しない)を謳ってイギリスから中共(中華人民共和国)に返還された中国の中でも民主的自治が図られる地域、香港。2003年と一昨年2017年に訪問したが、街中はさほど中国本土のような雰囲気はなく、大きな貿易都市の様相を醸していていたところではある。

だが、香港の政治体制は、返還以後、どんどん中共の意向を反映させられ、政治体制も変質化している。

そこで今回の市民デモとなったものが、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」の改正を阻止しようというもの。

中国の司法は諸外国と違い、国の都合の悪いものすら罪人として逮捕拘禁するという、恣意的に権力を行使するというもの、この範囲は中国本土だけであったものを香港に在留するものすべての人を対象(外国人旅行者も含む)となることから、いわゆる政治犯においても香港で捕縛し、中共に移送できるという条例を中共の息のかかった立法府で定めようとしたことに反発したものなのだが、前述のように、香港に在留、入国する日本人も例外ではない。

今回、そんな惨状に香港の市民が立ち上がり、百万人のデモ行動を敢行し、とりあえず、今のところは条例案の審議を一旦停止させたというのが現状だったりする。

香港と中共の国境沿いの鉄道駅には貨車に乗せた軽戦車群が香港につながる鉄路から香港に向けて配置されるなどという、「天安門事件の再来か!」と思わせるようなムービーも流れ、やっぱりかの国だな・・と思わせるムービーもあったり、すでに一部治安行動としてゴム弾威嚇発砲があったりと、被害者もいるようだ。

北京で起きた30年前の天安門事件の愚行の再来だけは是非とも避けさせたい思うところだ。

https://www.huffingtonpost.jp/entry/chowting_jp_5d00a2eae4b075510399c626

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