今年もあと少しとなったので、一ユーザーとしての今年のアップルのプロダクトに対して感想でも書いてみようかと。
・デザインはどこにいった?
iPhone6の時から感じていた、「ナニコレ?」感がここ最近顕著になってきている。最たるものがiPhone6シリーズ用の純正増設バッテリだ。
あんな醜悪なデザインをよくもまあ出したモノだ。第一印象と触ってみた印象は同じ、あんな妥協の産物に金など出す気はない。
あとは、iPadProのキーボード・・あれに違和感を感じなかっただろうか。キー入力とタブレット操作の両方を強いられるし、ちょっとキャンセルしたいなと思っても、ESCキーはない・・日本語、英語入力切り替えもわかりづらい。何より、使っていてストレスしか感じない。よくこんなものを恥ずかしげもなく市場に出したものだ。
・本当にハードとソフトを融合して開発している?
iPodの開発はもうしていないようなので、iTunesがすでにゴミのようになっている、ちゃんとジュープボックス、楽曲同期をするために、AppleMusicなどという残念で有害な有料サービスを使う気など、考えられない。
この間、古いPowerPC環境のiMacG4を増配備したが、カジュアルに音楽の掛け流しやライブラリ管理をするなら、これで充分。私の場合は、ハードディスクに10万曲以上の楽曲ライブラリを持っているが、これを醜悪な押しつけのクラウドサービスなどに汚染させる気はない。あまりに恐ろしすぎる。
残念なことに、今のアップルにプロ向けの環境を創る気はないようだ。今までのワークフローを崩さないようにするのであれば、古いマシンを集めて、枯れた(アップデートとかされない状態までふるくなった)古い環境でネットにつながず作業するのがちょうど良くなっている。実際、現在構築中の収録スタジオはPowerPCG4,G5で構成されるシステムで組んでいる.ハードは古いが、今のMacの不安定なアプリや、無駄に拡張されたアプリから解消される。
・ソフトの製品品質が劣化している
その最たるモノはiPhotoやApatuteの打ち切りと、その後継アプリの「写真」。
邪魔なので消せないのが一番許せないところだし、勝手にクラウドに写真を持って行こうとするし、同期がいい加減で写真をちゃんと吸い上げないし、挙げ句の果てにシンクもiOSの他社アプリで編集した場合、ファイル名がかぶっているのか写真データを吸い上げない、取りこぼす。
あとはiTunesの写真同期の精度の低さだ、なんだあれは?同期させるために、一時的に倍の容量を使うらしく、iPadに容量の半分も写真が入らない。まるで詐欺だ。
まあ、2015年のアップルのこの品質が、今後どう変わっていくか、いち株主として生暖かく注視したい。