こんなタブレットが発売されていたことをご存知だっただろうか?
まだ、iPodが全然メジャーじゃなかった頃。日本製でこんなマシンがあったのだ。
当時、少なくとも私はちっとも認識していなかった。単純日本語ローカライズした使い物にならないオモチャの一つだと思っていたから。
月曜日に、昼休みジャンクショップ巡りをしていたら、異彩を放つマシンがショップの奥に鎮座していた、1000円。この価格も異彩を放ちまくっている。
喜々として買って帰ったのは言うまでもないがw
帰ってから、マニュアルをちらりとみつつ、驚くなかれ、タッチパネルだ。ただし、スタイラスだ。何となく某業界標準の液晶付きタブレットモニタを彷彿させるが、この中に、当時のそれなりのマシンスペックが突っ込まれている。それで、まだバッテリ駆動するとか!
開発者のほとばしる情熱と、ついてこれてないos、ただ、手書きエンジンだけは今のiPadの手書き入力よりも無駄に強力。これが日本のプロダクト開発の限界だったんだろうか。あまりにアンバランス過ぎたけど、これが現実なのかもしれない。ただ、Appleのようにハードソフト一環で徹底的に洗練させないと、天下は取れなかったんだろうな。無念。
名を記しておこう。その名はFMV-STYLISTIC TB80
当時30万円くらいした近未来ハード今は昔。
我が基地で大事に保守しておこう。