ソフトバンクのイーモバイル(イーアクセス)買収の話が明るみになった。
イーアクセスというより、イーモバイルは、個人的には一時期メインで使ったり、定額でお世話になったキャリアとして思い入れがある。
データ通信を皮切りに独自の端末や、1.7GHz帯で、WCDMAやLTEの展開、海外のSIMフリー端末を売り出すなど、メリットも結構あったり、報奨金を活用して、100円パソコンを定着させたのもイーモバイルだ。ある意味先駆者だった訳だ。
ただ、展開周波数帯が独自であったゆえに、スケールメリットがなかったのも否めない。
今回のソフトバンク買収の対抗場であったとされるKDDIだが、もう少し頑張っておくべきだったのかもしれない。
実際、これからメリットとなる700MHz帯はすでにサービスインしているアメリカとの互換性のある規格ではなく、ソフトバンクの余計なごり押しで出来た変則的な規格になってしまい、ガラパゴス化が懸念される。
上流回線の拡充は一定の効果はあるにしても、無線の帯域も、はたしてソフトバンクが使いこなせるかどうか甚だ疑問だ。そもそも使う気もなく、投機の対象とする材料ならば、ソフトバンクは免許を返上、あるいは国は免許を剥奪すべきだ。
ソフトバンクの稚拙な運営と、無節操な買収で国民が不利益を被るのはもうたくさんだ!
まあ、このあたりに文句を言えない総務省の電気通信施策もダメなんだけどな。